03 6月 2026
6月水無月、水の月、環境保全と人々の思い
01 6月 2026

6月水無月、水の月、環境保全と人々の思い

    5月に子供の日や母の日、玉ねぎ堀りなどで様々な体験をした子供たち、季節は進んで6月、水無月に入りました。今は新緑の季節も過ぎ、青葉の季節、木々は青々となり、いかにも「生気みなぎる」という感があります。そしてそこに雨、ジメジメとした雰囲気の雨と緑の季節、こんな中でも、6月の日本の深い魅力を発見したいものです。  今月は夏至があり、梅雨もやってくる。七変化のアジサイが大輪の花を咲かせ、あやめもそれに負けじと頑張っている。田植えが始まり、渡り鳥の燕がその上をすごいスピードで飛んでいく。  子どもの大好きなカブトムシが現れ、田んぼではカエルが鳴き、蛍が飛び始める。メロンやサクランボが店頭に並べられ、アスパラギン酸豊富なアスパラガスも無視できない。  勿論、母の日の次は父の日、日ごろのお父さんの働き、優しさに感謝、見落としがちなお父さんにも大きなスポットライトを当てましょう。幼稚園には様々な木々を植えています。葉を落とした落葉樹がいつのまにか、たわわに緑に葉をつけている。  教えられなくても、その変化が自然と子どもたちの頭に入っていく。  非認知能力も自然と身についていく。集会で梅雨のことを話した。水の大事さを知ってもらうために。外で遊ぶことができないので、雨を嫌がる子供が多い。水がなかったら、田んぼにも水がなく、米を作れないこと、牛をはじめ、豚も鶏も生き物は全て生きることができないこと、そして人の体の70%は水であることを伝えた。  兎に角毎日毎日雨が降るのは嫌だけれども毎日晴れでもダメなことを話した。子どもたちはその時はわからなくても、頭の片隅のどこかに断片的な知識が残っていて、大人になれば十分理解してくれることだろう。新緑に生えるケヤキ、ほうき状に成長するケヤキは街路樹にもよく植えられている。又材木としてもその木目が高級感にあふれている。  老人施設にも何本かの大きな欅の木がある。私の好きな木の一つで、子どもが生まれたときに記念樹として、植えたこともあった。泉北のある住区にケヤキが街路樹として、40年以上前に植えられ、今は大樹となって、道の両サイドに美しい緑を提供していた。  それが最近バッサリと全部伐採された。今までの道が広く感じられた。落ち葉の問題、倒木の問題、日当たりの問題、役所の予算の問題、係争問題等、様々な問題があるのだろう。第三者的に見れば、人との共生、共存は不可能だったのだろうか。  最近の新聞に街中の木陰が縮小しているとの報道があった。国内の街路樹はピークから50万本減った。木の枝葉が地面を覆う面積割合は東京では7.3%に低下した。ニューヨークの23.4%,パリの17.6%と比較すると顕著だ。高度経済成長期に増えた街中の木々は寿命を迎えつつあり、倒木が相次いだ。  その中でハナミズキは街路樹として人気だ。成長が遅く、枝切りの費用が安いが、木陰は小さい。海外の主要都市は夏の猛暑対策として、樹木を生かす街作りに舵を切る。樹木は気温上昇を抑えるだけでなく、水を蓄えることで防災に役立ち、よりよい景観は都市の価値向上につながる。木の持つ力を十分に活用した持続可能な街作りへの転換が求められると結んでいる。  伐採は役所を含め、住民の皆さんの苦渋の決断だったのだろう。西洋では自殺したら木になるとよく言われる。そんな木が伐採された。なんと表現したらいいのだろう。後に植えられたハナミズキの木のきれいな花を期待したい。宮沢賢治「風の又三郎」より。誰の人生にも心の中に風が吹く瞬間があります。不安や希望、喜び、悲しみ、様々です。  しかしどのような風もその人を深い場所へと導き、成長させてくれるのです。私たちの日々にも思いがけない風が吹き込むことがあります。突然の別れ、予期せぬ出会い、心を揺らす出来事、それらは全て見えない導きの一部なのかもしれません。  その風に対して私たちは心を開いていくのか、閉ざすのか、恐れるのか、それともそっと耳を澄ませるのか。風に身をゆだねる時、そこに目に見えない誰かの優しい眼差しを感じる事ができます。そして私たちは少しずつ新しい方向に運ばれていくのです。  悲しみで胸がいっぱいの時、孤独に押しつぶさそうな時、道に迷って立ち止まるとき、そこへそっと吹き込む風のような慰めが私たちを包むことがあります。その瞬間、私たちは見出すのです。「私は独りではない。見えない風のように大きな力を持つ誰かがいつもそばにおられると」。今日、あなたにどんな風が吹いているのでしょうか。不安を運んでくる風かもしれません。  あるいは新しい希望を告げる風かもしれません。そのどちらであったとしても、風はあなたを深い場所へと導こうとしてくれます。  もうすぐプールも始まります。元気いっぱい、この6月を楽しんでいきましょう。

風薫る五月、子どもたちの豊かな成長を願う
01 5月 2026

風薫る五月、子どもたちの豊かな成長を願う

    3月、4月に比べれば、天気が安定し、過ごしやすい日々が続き、かすかに夏の気配も感じられるようになりました。 目にまぶしいほどの新緑色に化粧した木々の隙間から漏れる木漏れ日、自然と足がその息吹を求めて、戸外に私たちを誘っています。  五月晴れといったら、それは旧暦の6月のことだと怒られそうだが、今はもう立派に5月の素晴らしい日を表現する言葉に変わった。 人生が限りあるものである以上、この素晴らしい季節を無視することは人生の終末期になってきっと後悔する。  活力みなぎる大地から沢山のエネルギーをいただいて、この時期、大きな成長の糧としたい。今月1日はメーデー、昔は会社が休業になり、揃って扇町公園などに行ったものだ。  60年近く前を思い出す。 「諸国民との協和による成果と我が国全土にわたって自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こる事のないようにする事を決意し、 ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する」  前年の11月3日公布、この日、5月3日施行された。日本を占領したマッカーサーは昭和20年10月、日本政府に対し憲法改正を命じた。  日本政府は草案を起草したが、マッカーサーは満足せず、別の草案を起草して、その採用を日本政府に要求した。  このいきさつから、日本人が作ったものでないので、様々な齟齬が発生し又種々雑多な意見もあり、日本国憲法の改正が大きな争点となって浮上している。  そして5月5日は「こどもの日」、児童憲章第1条で「すべての児童は心身ともに健やかに生まれ、育てられ、その生活を保障される」と高らかに子どもの権利が謳われている。とは言っても、まだまだ子供に対する遺棄、暴力などの連鎖が起こり、悲惨な事件が報道されることも後を絶たない。子どもと親の関係は主従の関係でなく、一人の人間としての立場が尊重される以上、私たちは子どもに対しての言動には十分その人権に配慮し、順守していかねばならない。鯉のぼりを立て、武者人形を飾って子どもたちの健康と成長を祝う子どもの日、男の子も女の子も立派に素直に育ってほしいと願うのは世の親御さんの共通の願い、与えられた人生を完璧に全うしてほしいものだ。  先日ある雑誌で東北大学の先生と幼稚園の園長との対談を読んだ。  「スマホ中毒の親に育てられた子がスマホ中毒になるというのが今の親子関係の図式です。  そういう環境で育った子は他人とのコミュニケーションを結んできていないので、他者の気持ちが理解できない。親との愛着形成が不十分であることから、例えば他の大人をなかなか信じる事ができず、自分の感情を抑えることができないという傾向が出てくる。朝ご飯を一緒に食べる。  ただそれだけのことが子どもたちの学ぶ意欲を高めると分かった」スマホ、タブレットの利用と学習意欲、学力の関係を調べてたら「スマホ、タブレットの利用が思った以上に学力を引き下げていることがわかりました。  インターネットを毎日のように使っている子どもたちの脳は言葉や情報伝達を掌る領域をはじめとして、かなりの部分で発育が止まるという信じられないデータが出ました。  スマホを全く使用しないことは難しいとしても、せめて勉強するとき、寝る時に電源を切る週間は高校生に限らずスマホと向き合う上でとても大切なことだと思います」「幼児期というのは最も大事な母国語の獲得の時期なんです。…

01 4月 2026
01 4月 2026
4月、春爛漫、未来に生きる皆さんへ
01 4月 2026

4月、春爛漫、未来に生きる皆さんへ

厳しい冬の寒さを乗り越えて、春が私たちのもとにやってきました。あの山超えて、の小学校の唱歌にあるように、今まで静かにその姿を見せていた大阪南部の和泉山脈も若葉が姿を見せ、樹木が変貌を遂げ始めた。何か楽しそうな雰囲気、「山笑う」季節の到来です。それに続く野原には、たんぽぽ、れんげ、あざみが咲き、黄色の菜の花もその存在を示し、多くの植物が様々な色の装いで春を謳歌し始めました。私たちの幼稚園も桜満開、草花も精一杯その艶やかな姿を自慢しているようです。 ご入園、ご進級、おめでとうございます。 こんな素晴らしい四月を一年の始めとした先人たちに拍手喝采です。最も欧米に留学しようとしている人々にとっては少し違和感があるかも。 美木多幼稚園、鳳幼稚園は今年から幼稚園型認定こども園に変わります。今までの大阪府から堺市に監督官庁が変わります。 文科省から子ども家庭庁に変わります。諏訪森幼稚園は10年以上前から幼保連携型認定こども園で、今までと何ら変わることはありません。 諏訪森幼稚園は100年近くの歴史があり、鳳幼稚園も前の公立時代を含めると同じように長い歴史が自慢です。 美木多幼稚園は今年49年目、来年は50年の記念の年です。 歴史やその存在場所、環境などはそれぞれ異なっていますが、毛利元就の三矢の訓のような立派な教えではありませんが、私たちは3園の連絡を密にし、毎月の主任会、連絡会を開くと同時に、遠足などの行事や音楽、絵画、英語、体操の指導にまで、密接な連絡を取り合って、幼稚園活動に励んでいます。 勿論、その立地する場所が異なるゆえに、各幼稚園独自のカリキュラムで活動していることもあります。最初は戸惑い、たまには泣く子どもたちも一二か月すると、すぐにその環境に慣れ、楽しく、活発に活動を行います。しかし仲間に積極的に加わることができない園児、活動や運動が苦手な園児、体を動かすことが得意でも、音楽や絵画が苦手な子、様々な短所、長所をもったお子さんがいる中で、個人個人の能力に留意しながら、隠れた才能を精一杯引き出すことも私たちの目標の一つです。 人がこれから一生を送るにあたり、様々な才能、知識、生活習慣、人間関係、物事に対する意欲などが必要とされます。その基礎、基本となる要素を私たちの幼稚園生活で会得出来たらこれほど嬉しいことはありません。 先生は幼稚園ではお父さん、お母さんの代理です。何でも思っていることを話ができ、それを心地よく聞いてもらって、両者の信頼関係が樹立されることは一つの大きな成果です。 新入園児も進級児も環境が変わっても学年が変わっても、まず幼稚園を好きになってほしい。朝起きたら、今日も幼稚園に行きたい、先生に会いたいという思いを持ってもらえるよう、私たち教職員が力を合わせて皆さんの期待に応えていきます。気になる事、悩んでいること、なんでも私たちに相談していただきたいと思います。 又スクールカウンセラーもいますので、必要な時、困った時に気軽に声をかけてください。 行事のこと、その参加のこと、食べ物のこと、アレルギーのこと、スクールバスのこと、友達のこと、人間関係のこと、どんなことでも気になる事がありましたら、気軽に相談ください。 卒園してからは上手く小学校につなぐことができますように、小学校との架け橋教育を進め、その為にも私たちは数多くの研修を、その中でも私たちの指導者としての研修を受け、子どもたちに不利益にならないように精一杯取り組んでまいります。今後とも、子ども中心、子ども真ん中、子供第一の保育を目指してまいります。 諏訪森幼稚園は島﨑園長、鳳幼稚園は源園長、鳳メノールは門田施設長、そして美木多幼稚園は塩田園長、いずれの先生も教育の何たるかを熟知し、小学校の現場での教育を経験し、校長、教頭としての管理職の知見と能力を持たれ、担任の先生方と力を合わせて、より高みを目指した教育に取り組んでまいります。 どうぞ期待して見守っていただきたいと思います。教育には到達点がありません。どこまで行ってもまだまだ感があります。 しかし到達点がなくても、日々進歩が続きます。より大きな進歩を得る事が出来るよう、保護者の皆様、子どもたちそして先生が一緒になって努力を重ねていきましょう。 4月、卯月、April,花の命の短さを知るとき、それであるが故に私たちは人生をより充実し、一日一秒たりとも後悔のないものにしたい。今後とも保護者の皆様のご支援、お力添えをお願い申し上げます。

ありがとうの言葉
01 3月 2026

ありがとうの言葉

  明治以降、気候が温暖で桜が咲き、若葉が一斉に芽吹く、そんな日々を一年の出発点としたのだろうか。そしてそれを終えるのが3月、梅や桃の花が咲き、今までの抑圧されていた日常から解き放たれて、世の中に躍り出ようとする季節、4月に始まり、3月に終わるのは日本独自かもしれないが私たちにとってはスムーズな季節の移り変わりの中で動いている。 一時期アメリカ等と学期を合わせるために、8月下旬か9月上旬に始まり、5月下旬か6月上旬に終わることも考えていたこともあったと歴史書の中に書いてあったが、私たち日本人にはどれがいいのだろうか。それはさておき、4月から始まった幼稚園生活も様々な行事や日常の活動を立派に一つずつ乗り越えていくうちに、子どもたちは本当に立派に大きく成長しました。 毎日接している保護者にとって、その成長の度合いを理解しがたい所もあるかもしれませんが、言葉の内容、言葉の話し方、言葉の使い方、どれを取ってみても、あるいは時には「こんな事も知っているのか」「こんなに自己主張するのか」「こんなに情感が豊かになったのか」など等、幼い、幼い、まだまだ子供だと思っていたのに、ふとしたしぐさ、ふとした言葉使いに驚かされることも多い。 仲間と交わって、年上の子や年下の子と触れ合って、優しさや力強さを学び、自分の立つ位置を自然と会得していく。 幼児期の大切な大切な人間形成の土台、基礎作りが確立されていきます。 知識はこれから始まる小学校、中学校で会得できますが、人間本来の成長、発展に不可欠であり、大事な物事をやり抜く力、人との会話、コミュニケーション、協調性そして探求心、好奇心、取り組む意欲そして自分の感情をできるだけコントロールする力、など等の非認知能力も友達や先生との交わりの中で又恵まれた自然環境の中で、自然と身につけたと思っています。これからはその認知能力、非認知能力をいかにより堅固で発展したものにしていくかだと思います。 今まで沢山の卒園生が巣立っていきました。彼らは小学校で、中学校で、高等学校でそして大学や、大学院で高い評価を受けたり、ビジネスの場でも成功したり、大きな貢献をして、微力ながらも新しい日本を支え続けています。皆さんの夢は無限です。白紙のキャンパスの上にまっすぐ上昇する姿、未来図を想像しています。 行く手には様々な困難が待ち構えているのも事実です。先日高校の教師として30代の時に教えた生徒の還暦の集いに参加しました。皆いい顔をしていました。 無事60歳に到達したほぼ満足の顔でした。幼稚園の皆さんにはいろいろな障害を打ち破り、強く前進する力があります。皆さんの栄光を期待しています。リンゴ、年少、年中の皆さん、一学年大きくなりました。今まで出来なかったことも出来るようになります。 先生と一緒に楽しく幼稚園で過ごしましょう。最後に紹介しておきたい言葉があります。それは誰もが知っている「ありがとう」という言葉です。 「ありがとう」は数あるよい言葉の中で最も美しく、力がある言葉とされています。 「美しい」には「醜い」、「明るい」には「暗い」「強い」には「弱い」というようにそれぞれに対する言葉があります。 しかし「ありがとう」には対になる言葉がなく、それだけで独立しているというのです。 自分が「ありがとう」という言葉を投げかけるのももちろん素晴らしいのですが、誰かに「ありがとう」と言ってもらえるのはそれ以上の力が与えられます。日々の生活の中で、お互い感謝の言葉を交わしあう習慣は必ずや人生を豊かに導いてくれることでしょう。 2026年3月、皐月、巣立っていく皆さん、いつまでもお元気で、残った皆さん、卒園児に負けないように頑張ろう。