夏に至る夏至を過ぎ、私たちは真夏の7月を迎えました。
4,5,6月のこの三か月間、保護者の皆様にとっても、子どもたちとの関わりで、さまざまな悩みや憂い、反対に喜びや感謝があったと思います。
子どもたちにとっても大きな状況の変化の中で、大人以上に緊張を強いられてきた事も多々あったと思います。しかしそんな厳しい環境の変化にもまれ、苦しみながらも子どもたちは大人が考える以上に大きな成長を遂げ、様々な行事を経験して、成長・発達の道を踏み外すことなく、7月の季節を迎えることができました。ご家庭でも子どもたちの変化や成長を実感されることもあると思います。
様々な収穫体験では自然との触れ合いを通じて、自然界の食物を身近に感じたことと思います。
又クラス活動を通じて友達との関りを身近なものと考え、時にはトラブルを起こすことがあっても、子どもなりに解決していく、あるいは先生のアドバイスの下で仲良くなっていく、そんな微笑ましい光景も至る所で見られるようになりました。
反面、自我が芽生え、自己主張を強める子どもたちも出てきました。いろんな子どもがいてもいい、先生も大きな優しい心でいつも見守っています。
体操の先生の指導の下、リンゴ、年少さんは体を動かしたり、運動器具を使ったり、ルールを知ったりして、興味が一層ついた感じです。
年中、年長さんは今までの活動内容を踏まえて、より難易度の高い領域を目指しています。10月の運動会では大きな花を咲かせることになるでしょう。
英語そのものを勉強するのではなくて、世の中には人種、言語の異なる様々な人々がいることを知ってもらおうと始めた外人講師による英語、子どもたちは先生を恐れることなく、親しみをもって言葉に取組んでいます。
発音に関しては大人よりも上手いのかも?絵画の先生は、その世界では実力のある先生です。
3歳児では同じ色(単色)を好んで使ったりして絵に対して興味を示し、今までの単色の表現から様々な色を使うことに成長し始めます。子供の成長と同じように絵画にも成長の段階があることを踏まえての指導です。
音楽は徹底的な歌唱の指導を行い、次に合奏ではいろいろな楽器に慣れ親しんで器楽合奏の向上を目指しています。
その為に、小学校以上とは言いませんが、幼稚園には必要以上の十分な楽器が備わっています。異なった講師の指導を仰ぎながら、幼稚園の先生もこの三か月間フル活動をしてきました。
子どもたちの大きな成長要素を形作ったのではと自負しています。その辺のことを7月の個人懇談会で話し合っていただければと思います。
長い夏休み前には夏祭り、お泊り保育があります。夕方のひと時をお子様とご一緒にお楽しみください。
ところで純情で無垢な気持ちの子どもたちもびっくりするような発言や方便が政治の世界でまかり通っている。
当人たちはうまく相手をやり込めたとかうまく切り抜けたとか、騙された方が悪いと思っているかもしれないが、日本は聖徳太子の時から性善説が信じられ、「和を以て貴しとなす」の世界、詭弁を駆使して、相手を打ち負かすよりも誠実に、純粋に生きていく方が人間として優れている。
私たちはいま人間として「真に守るべき価値とは何か」ということを思慮し、戦争や自然災害の世を生きなければならないという時を迎えているように思う。
又礼節とは人間相互だけのものではなく、私共の生きる地球や自然に対しても持つべきものである。当たり前のことが私たちの胸に響くのはどうしてだろうか?
7月、文月、夏休み、海や山の季節、病気になったり、怪我をしたりしないで、元気いっぱい過ごしましょう。
ご支援、お力添え、ありがとうございます。