「光陰矢の如し」「Time flies」「ゆく川の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず」「よどみに浮かぶうたかたはかつ消えかつ結びて久しくとどまりたるためしなし」「If winter comes, can Spring be far behind?」今は一瞬のうちに過去になり、未来は猛烈な勢いで迫ってくる。世の中のはかなさ、無情を悟り、それでも命ある限り、生きようとする私たち生命体、月日は巡っていよいよ師走、12月、南半球は真夏、そして私たちの日本は真冬、年月の流れの速さをしみじみと感じると同時に又冬の寒さからどうにかして心だけでも逃れたいとの思いを込めて、春の暖かい日々に心を馳せる。昔から日本人に宿ってきた、今の苦しさ、困難、耐えがたいものから逃れるために、次の季節の到来を待ちわびる気持ちを希求しようとする。街には山下達郎の「クリスマスイブ」やジョンレノンの「Happy Christmas」が流れている。特に後者の歌は混沌とした今の世の中、人が人を傷つけ、いがみ合いが見られるこの世界の索漠とした中に、それでも前を向いて進もうとする期待感がある。「クリスマスがやってきた。今年はどんなことをした。今年ももう終わりだね。新しい年が始まる。今日は精一杯楽しもう。家族、親戚、お年寄りも若者もメリークリスマス、あなたにとって良い年でありますように。 今日は楽しいクリスマス 元気な人も 病める人も 富める人も 貧しき人にも たとえ争いがあったとしても 誰にでも訪れるんだ 黒人だって 白人だって アジア人だって 先住民だって みんな同じ人間だ。 肌の色で争うなんて馬鹿らしいじゃないか メリークリスマス 新しい一年がお互いにとって いい年でありますように すべての人にとって 新しい一年が どうかすばらしい年でありますように そして私たちひとりひとりの行動で 争いをやめよう いまこそ。」 ニューヨークで凶弾に倒れたジョンレノンは小野洋子と一緒に、「世界中の人は性、肌の色、財産、その他異なることがあっても、みんな仲良く頑張って戦争なんかやめよう」と声を上げた。然しながら現在でも傭兵を雇ってでも戦争を続け、一般の市井の人々をも巻き込んで爆弾を投下し続けている。ノーベル賞級の発明や発見がされる一方、虫けらのように人の命を奪っていく。 日露戦争の203高地の戦いのように人間の荘厳を無視した争いが今の今でもなぜあるのか。赤ちゃんが生まれ、慈しみながら大事に大事に育てられて、その子供が大人になって、一瞬のうちにその尊い命が奪われることはなんと残酷で、なんと悲しい事なのだろうか。私たちはその原因は何なのか、具体的にはわからない。しかし「もうやめてほしい」 過日の作品展へのご来園、本当にありがとうございました。記名式のアンケートのお願いもさせていただきました。ご協力ありがとうございました。制作物については、非常にたくさんの皆様から「心が弾んだ」「満足した、楽しかった」「見やすかった、表情も個性もよく出ていた」「クオリティが高い」などのお褒めの言葉をいっぱいいただきました。 又絵画については「見やすかった。過去の学年の絵と比較して、成長の度合いがよくわかった」「家で絵を描くことはほとんどないが、幼稚園で一生懸命描いているのを見て嬉しかった。」「のびのび描いていることから、幼稚園で楽しく過ごしているのがわかった。」又もう少し枚数が欲しいとの意見もありました。全般的に好意的な意見をたくさんいただきました。 又作って遊ぼうコーナーは毎年楽しみにしているとか、楽しく参加できた。大人も楽しかったなど等、様々なご意見をいただきました。 私たちは慢心することなく、この作品展での教訓を次年度に生かしてまいります。いろいろご支援、ご協力ありがとうございました。2000年になって25年が過ぎました。 令和7年、昭和100年もこの12月で終わりです。終戦前にこの世に生を受けた私もいろいろな経験をさせていただきましたが一瞬のうちに今を迎えた気持ちです。保護者の皆様には喜怒哀楽様々なことがあったと思います。ここで今までのことを一度リセットして、新たな気持ちで新しい2026年を迎えましょう。 そして来る年が皆様方にとっていつまでも記憶に残る喜びの年、素晴らしい年になりますようにご祈念申し上げます。 2025年、この一年いろいろ本当にありがとうございました。…