11月 2026

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01 11月 2026

唐津 虹の松原 豊臣兄弟

 楽しくない話だが、日本はとうとうイギリスに抜かれ、国力は世界第6位になると言われている。イギリスは死んだ。労働争議ばかりの国は当然だ。  七つの海を制覇した国力やプライドはどこにいったのか。30年以上の前の私の園便りはイギリスをそう批判した。確かに日本人はよく働いた。  ある年には戦前を超えたと言われ、それ以降も国力の上昇は止まらずに、世界No2にまで上り詰めた。フランスで、イギリスで、そしてアメリカで日本人は札束に任せて、物を買いあさった。 パナマでは腹巻をした日本人船員は大通りを徒党組んで歩いた。日本政府は輸出に大きく舵を切っていた。外国を旅行する、外国のものを買うのは国賊であった。外貨がたまった。  当時外国にいて、日本の記録的な輸出ドライブを肌で感じた。営業マンは必死になって海外の顧客を開拓した。商品の品質も良かった。ワークバランスや長時間労働も残業も誰も文句を言わなかった。損得をあまり考えなかった。  それが猛烈社員にとっては、強いて言えば日本人にとっては、当たり前、資源のない国にとっては必然的な輸出依存であった。日本人はなぜ働かなくなったのだろうか。なぜ仕事に意欲や責任を持つことが減衰したのだろうか。  働かなくとも最低でも食べていけるようになったからか。人手不足のせいなのか。どこにでも仕事があるからなのか。嫌な仕事は外国人がやってくれるからなのか。実際私の近くでは大型自動車を外国人が運転しているのをよく見る。  事故が起こったらどうするのだろうか。  マスコミがあまりにも過労死、過労死と叫ぶせいなのか。労働基準監督署をはじめ、国の機関がワークバランスを声高に言っているせいなのか。  そんなに働かなくても、日々の糊口をしのぐだけで良しと考えているからなのか。「働いて、働いて、働いて」の名セリフ、ワークバランスも考えてもいいのではという発言、何も企業家の支持を受けた発言だけでなくて、日本全体を考えたときに、日本を沈没させるわけにはいかない。アメリカ人を含めた外国人は、末端の労働者ではなくて、企業を支える幹部社員はよく働く。業績を上げなければ、いつ何時解雇されるかわからない。  日本でも外資系企業で、実績を上げられずに、解雇されたケースがよく見られる。あまりにもドライな対応だ。日本流にいうアメリカのハゲタカ企業の幹部がつい最近、新聞に次のように書いていた。「不人気かもしれないが、ワークバランスを話し合う余裕がない。政治、信条、番組や本、付き合う人は自由だ。  だが会社の価値観である勤勉さ、卓越性、 実力主義、開放性、誠実さ、そしてチームワークは信じてもらう。この点は絶対に妥協しない。働く人を守る事にもつながる。私がそういうからでなく、成功するためにこそ、これらの価値観を受け入れてもらいたい」。朝4時30分、家を出発、息子の勤務場所の途中にあるので、同乗した。移植のために、肺を他県の病院に受け取りに新幹線に乗ったとかの話を聞いているうちに5時過ぎに新大阪に到着した。この時間は交通渋滞がないので早い。駅は開いていたが、切符売り場も改札口も閉まっていた。  6時始発の鹿児島行きに乗った。意外に混んでいた。新神戸、姫路、岡山、広島、小倉に停車して、2時間30分、8時28分に博多に到着した。切符は東唐津まで買っていたが、行き方がわからなかった。駅員に教えてもらって、地下鉄に乗り、姪浜で筑肥線に乗り換え、玄界灘に沿って東唐津まで乗車した。玄界灘には以外にも小さな島が多い。  久しぶりの福岡は高層住宅の多さと早朝から人出の多いのにびっくりした。特に建物は姪浜まで高層マンションが続々と建築されていた。活気があった。大阪で電車に乗っていないので比較できないが、老若男女関係なく、服装は機能重視のせいか、地味であった。今年も幼稚園設置者・園長研修大会が開催された。昨年の茨城県水戸から今年は佐賀県の唐津であった。唐津は初めてであった。会社に勤め始めたころ、最初の先輩は早稲田出身の唐津の人であった。  いつも唐津はいい所だよと言って、私に行くように勧めていたが、この日まで行くことができなかった。  その先輩も60歳くらいで亡くなったので、もう会うことができないのは残念であった。又虹の松原も見たかった。気比の松原、三保の松原と並ぶ三大松の林であった。タクシーの運転手は幅500m,長さ5km,100万本の松の木と言ったが、少し大げさだ。横の鏡山にも登ったが、雨で山に雲がかかり、全体像があまりよく見えなかった。前の時代に生きた人々から今の世代にいい遺産を残していただいた。今度は私たちがどんな素晴らしいものを次の世代に残すことができるだろうか。 次に大河ドラマ「豊臣兄弟」の時代考証をしている黒田基樹氏の講演があり、「秀長の生涯はよくわからないが、私ともう一人の学者の本が正しい、何十冊も出版された残りの本はいいかげんだ」といわれ、又TVドラマのことについても実証的に話された。  又文科省の役人は子どもたちを取り巻く現状について話され、生産年齢人口の将来予測、労働市場の流動化、中途採用の増加や10年以内に約50%が辞める事又AI ロボットなどの活用により、大都会では事務職が余ってくること、又障害者や外国人の幼児が増える事を予想された。又幼児教育と小学校教育の接続の重要性を訴え、「幼児期は遊びを通して小学校以降の学習の基盤となる芽生えを培う時期であり、小学校においてはその芽生えをさらに伸ばしていく事が必要」と主張した。  又次期学習指導に向けた審議について、資料を提供、例えば深い学びの実装、多様性の包摂、実現可能性の確保を通じて実現を具現化すると説明された。デジタル学習指導要領による授業の改善、又人材確保、教員養成などに関しては短期大学が減り、大学が増加傾向にあり又免許取得者の実数については教諭全体として減る傾向にあると言われた。…