大きなニュースが次から次へ生まれる、というか作り出されている。先月のオバマ大統領の広島訪問とその地での感動的なスピーチ、そして51.9%、1741万人、イギリスの国民投票(Brexit referendum)の結果であった。人口6000万人余り、有権者4660万人、投票率72%(3356万人)以上の中で過半数の人が離脱(leave)を選んだ。なぜ離脱なのか。日本が国際連盟を抜けた時に使った脱退でないのかわからない。とにかく喧々諤々、甲論乙駁の争いは終わった。キャメロン首相はその結果を踏まえて、官邸前ですぐに辞任のスピーチを行った。どうしてこうもオバマ大統領といい、キャメロン首相といい、ゴーストライターがいるとはいえ、スピーチがうまいのだろうか。「これから何週間か何か月、船を安定させるために首相として出来る限りのことをしよう。しかし船を次の目的地に向かわせるのに私はふさわしくない」 I will do everything I can as Prime Minister to steady the ship over the coming weeks and…