9月 2014

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01 9月 2014

著名人の文章から
ー9月のことばー

  山路を登りながらこう考えた。情に掉させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。(夏目漱石)春はあけぼの。やうやうしろくなり行く、山ぎはすこしあかりて、むらさきだちたる雲のほそくたなびきたる。夏はよる。(清少納言)恩を受けた人はその恩を心にとめておかなければならないが、恩を与えた人はそれをおぼえているべきでない。(キケロ)学問とは唯むつかしき字を知り、解し難き古文を読み、和歌を楽しみ詩を作るなど世上実のなき文学を云うにあらず。(福沢諭吉)養生の術は先心気を養うべし。心を和にし、気を平らかにし、いかりと慾とをおさえ、うれひ・思ひをすくなくし、心をくるしめず、気をそこなはず、是心気を養ふ要道なり。(貝原益軒)良い憲法さえ作れば国が良くなるなどという軽率な考を以て、これに御賛成になりますと非常な間違いである。憲法で国が救われるならば、世界に滅亡する国はありませぬ。(尾崎行雄)昨日またかくてありけり 今日もまたかくてありなむ この命なにを齷齪 明日をのみ思ひわづらふ(島崎藤村)人と人との接触に関心する人々の心にあって最も重き地位を占むるものはいうまでもなく愛の問題である。愛は初め花やかなる一団の霞のごとくに、たのしく、胸をおどらす魅力を備えて私らの前に現れる。(倉田百三)子日わく、学んで時に習う、亦説ばしからずや。有朋、遠きより方び来たる、亦楽しからずや。人知らずして慍らず、亦君子ならずや。(孔子)春高楼の花の宴 めぐる盃影さして 千代の松が枝わけ出でし むかしの光いまいづこ。(土井晩翠)わたしにとっては、人生には美もなければロマンスもありません。人生はあるがままのものです。そしてわたしは人生をあるがままに受け入れるつもりです。(バーナード・ショー)バスの中で三歳の子が母に言った。「ね、あのおうちも向こうのおうちも大きいね、ボクんとこどうして小さいの」すると若い母がいった。「あんな大きなおうちだったら、ママが坊やにお話ししても聞こえないでしょう。ひろすぎて」坊やがいった「ホントだね」私はこの母に感動した。(淀川長治)日本料理にはまた、料理以外の美的要素といいますか、日本人独特の繊細なセンスを生かすことも必要でっせ。なにしろ、朝の山の色と、ゆうがたの山の色とが変わるという国やさかい、そのデリケートなところが料理法にも反映して、世界に冠たるものやと思います。(辻嘉一)約束の時間を守らないで、他人に迷惑をかけることの悪徳であることは、なんびとも否定できまい。にもかかわらず、どうして私たちはこんなに時間についてルーズなんだろうか。その根本の原因は、私たち日本人は、時間をムダにしたり、ムダにされたりすることにあまり神経質でないからだと思われる。(河盛好蔵)蔵書数がどんなに多くても整理のできていない図書館は、冊数はほどほどながら整理に行き届いた書庫ほどには役立たない。それと同様にどんなにたくさんの量の知識でも、自分で一度考えぬいてない場合には、量としてははるかに少なくてもいろいろ考えつめた知識より、その価値ははるかに低い。(ショーペンハウエル)武士道は刀の正当なる使用を大いに重んじたるごとく、その濫用を非としかつ憎んだ。場合を心得ずして刀を揮った者は、卑怯者であり法螺吹きであった。重厚なる人は剣を用うべき正しき時を知り、しかしてかかる時はただ稀にのみ来る。(新渡戸稲造) 代々木ゼミナールが規模を縮小したというニュースが流れた。50年前の受験生のころ、大阪は予備校が群雄割拠していて、代ゼミがあったのかどうかわからない。私はYMCA土佐堀校を選び多くの友を得た。当時は大学の数が少なく、学生の半分以上は浪人生であった。今は大学の数が極端に増え、誰でもはいれる状態になった。換言すれば浪人してまで行きたいという大学が減ったのだろう。人口減に伴い、栄枯盛衰が様々な分野にまで忍び寄っている。将来に対する予測が難しくなってきた、ひょっとすると同じような現象の国や過去の時代も参考になるかもしれない。しかしどんな時代になろうとも、人はその状況の中でたくましく生き続けることも事実だろう、この地球号が破壊されない限り。一段と元気で頼もしくなった姿で私たちの前に現れた子供たち、本当にお帰りなさい、先生たちはいろいろ準備をして、今か今かと待っていました。さあ2学期、運動会、作品展、登山、ミカン狩りにサツマイモ堀、秋の遠足、様々な楽しいことが皆さんを待っています。大きな成長を目指してともに集いましょう。9月、長月、September, 教職員一同力を合わせて同じ方向を向いて今月も張り切って進んでまいります。尚、今月、願書配布、来月入園受付となっています。勝手なお願いですが、何卒ご近所お知り合いの皆様に私たちの幼稚園をお勧めいただきたく、伏してよろしくお願い申し上げます。皆様方の期待に背くことなく、推薦して良かったと言っていただけますよう努力を重ねてまいります。