1月 2013

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01 1月 2013

実るほど頭の下がる稲穂かな
ー1月のことばー

  陽光に照らされた美木多幼稚園に35回目の新年がめぐってきました。明けましておめでとうございます。2013年、平成25年が始まりました。昨年はいかがだったでしょうか。子育てに幸せいっぱいで取り組んでおられる皆さん、新しい命を授かった皆さん、子育てに悩み苦しんでおられる皆さん、嬉しい出来事あるいは悲しい事件に遭遇された皆さん、健康で過ごされた皆さん、残念なことに健康を害された皆さん、経済的に少し余裕ができた皆さん、反対に厳しい環境に晒された皆さん、家族が増えた皆さん、逆に愛しい人との別れを余儀なくされた皆さん、幸せな共同生活を続けることができた皆さん、不幸にも別れにいたった皆さん、さまざまな運命に出くわし翻弄された皆さん、例え2012年が自分の思いとは異なった年であっても、そんな年はいつまでも続く事がありません。一時的にそうであっても心の持ち方によってはそうならないこともあるはずです。誰の上にも陽が登り、どんな人にも時間の流れがやってきます。2013年が皆様の上に大きな幸せをもたらしますよう、特にこれからの日本を背負って立つ幼稚園っ子の上に明るい未来と希望の光が降り注ぎますよう心より願ってやみません。私の机の後ろの壁には私達教職員が守るべき方針を以前から掲げてあります。 1.仕事を愛し、子どもを育み、自己の成長を図る。 2.CS(顧客=保護者、子どもの満足)、ES(社員=教職員の満足)の充実を図る。 3.コンプライアンスを心がける。(法令順守) 4.感謝、謙虚、素直を忘れない。 5.園児に集まって頂けるよう各自努力する。 私達はこれが完全にできているわけでありませんが、いつもその年の目標としてこのような考えで進んできました。今年も同じ目標で細部にわたって肉付けしながら実行してまいります。私達はあくまで子ども第一と考え、判断に迷った時、子どもにとって何が一番大事であるか、その為にどのように対応すべきかを考えてまいります。子どもの喜んでいる姿、その後にいる保護者の笑みの浮かんだ表情に接するときに私たちの努力が成就された瞬間であり、何事にも増して強い喜びを感じます。その為には教職員にも人を喜ばせる心の余裕が必要であり、大切な事と考えています。2013年、美木多幼稚園は子どももHappy,先生もHappy,そんな両者がHappyな幼稚園を理想として追い求めてまいります。初代園長、宮下紀久子(母親)はいつも私に向かって「実るほど頭の下がる稲穂かな」という諺を投げかけていました。私も毛頭そんな気がないのですが、母にとってはそう見えたのかもわかりません。謙虚にその言葉を遺訓として保育活動に生かしてまいります。そしてもう一つ、何時も招かれた結婚式で言う言葉「人事を尽くして天命を待つ」を皆様にというより皆様を通じて小さな幼子に送りたいと思います。先人たちがこの国を立派な国にする為に努力されてきたこと、その努力を後に引き継ぐ幼子たちにもしてもらいたいと思うのです。努力は決して人を裏切ることはない。いつかは大きな果実となって実を結ぶのです。保護者の皆様も我が子がどのような成長を遂げられるか楽しみだと思います。私も保護者の皆様以上にこの子たちが社会に出てどのような活躍をするか、その姿を見る時間がないかもわかりませんが、大きな大きな期待なのです。社会に出るまでの環境の整備は今の大人の責任です。その責任を果たし、未来への希望をつなぎ、世代が変わっていく。今年も教職員一同、子どもたちの喜ぶ姿、無垢な笑顔を求めて保育にまい進してまいります。昨年度私たちに頂いたお力添え、ご厚情、叱咤激励、大変ありがとうございました。本年も何卒昨年同様ご支援、お力添え、励ましのお言葉を宜しくお願い申し上げます。本年も皆様方に幸多き事そして健康であられますよう心よりご祈念申し上げます。