大阪府堺市南区鴨谷台の大自然に抱かれて、のびのび保育 学校法人 鴨谷学園 美木多幼稚園





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2013年8月

 日々が流れていく。風に吹かれて漂う浮雲のように。言い訳や弁解などは時間には無用である。日々は待ってもくれない。一時停止さえも眼中にない。何もなかったかのように無表情に生誕の喜びから旅路の果ての悲しみまで人を運んでいく。私たち凡庸な人間にはそれが定めと思っていても、悲しみから目をそらすために糊塗してしまう。強がりを言っても所詮いつも何かにおびえる弱い存在。そんな生命体がこの掛け替えのない地球で、もっと狭義に言えば、国や都市や町で、もっともっとミクロで見れば、企業や学校や家族内で、もみ合い、諍いを繰り返している。尤も皮肉的に言えば、それが人であることの証明であるかもしれないのだが。そんな愛すべきか弱い存在が先進国では急激に数を減らしている。人口増が成長の起爆剤とするならば、著しく正反対の方向に進んでいる。人を輸入すべきだという意見もあるが、欧州の国々のように今まで住んでいた人々との軋轢が生じる可能性が大きい。もっともアメリカのように最初から移民で構成された国ではそうでないのかもしれないが。しかしこの考えも昔から住み着いているアメリカの原住民や日本のアイヌの人たちにはどう解釈されるかわからない。美木多幼稚園の未来予想図は栄光だろうか、悲劇だろうかそれとも何も変わっていないだろうか。35年前の創立期と今ではカリキュラム(教育の内容と指針)の内容は基本的なところは変わっていないが、その周辺では時代や環境の変化に対応して少なからず変わってきた。それぞれの時代にマッチしたものになってきたと思う。園児数から考えれば、創立期は泉北ニュータウン勃興期で毎年園児数が倍増していった。ピーク時には600名に達したが、住宅増が峠を過ぎるにつれ、園児の数も減少していった。その後和泉中央駅周辺の開発に伴って一時的に園児数の増加がみられた。最近では堺市の今年6月以降の調整区域(美木多幼稚園周辺の田園地帯)の開発申請は認めないとの方針で小さな開発が至る所に見られるようになり、若干の人口の移動があるものの、今後は今の園児数(400名あまり、堺市では50園中10番目くらい、泉北では16園中5番目)が徐々に減り、定員とのかい離が大きくなっていくかもしれない。私たちの今後の課題として園児数の増減にかかわらず、幼稚園が経営できる環境作り、子どもたちの持続可能な成長発達を促す保育指針の設定と具現化、そして子ども中心や保護者の目線に立った保育活動をより一層進めていく。そしてこれからの10年、20年さらには50年先を見据えた長期ビジョンを策定し、いつまでも美木多幼稚園がこの地で大きな活動や社会的貢献をし続けることを夢見ようとしている。平成27年4月より幼稚園、保育園の形が変わることが言われています。幼稚園のままで行くのか、0,1,2歳児を併設したこども園になるのかこの2年間で熟慮していきます。企業の存亡がよく話題になります。それを他山の石と捉え、園児の皆さんがいる限り、皆さんの要望がある限り、そして卒園児がいる限り、美木多幼稚園はこの地に居続けることもまた自明の理となることでしょう。
さて、いよいよ夏休み、その年齢にあった夏休みは一生に一回だけ、安全、安心を心掛けていろいろな経験や体験をしましょう。私は子どもが眠りにつく前に、少しでも本を読むことを心掛けました。何か一つでもと思います。今年も昨年に引き続き節電が言われています。全ての物に節のつく行動を心掛けるのも一考かと思います。大きく成長するのもこの時期、元気いっぱい、先生も戸惑うくらいの変貌を遂げて、美木多幼稚園に帰ってくるのを楽しみにしています。
Bon  Voyage  しばしのお別れです。 愛しの皆さんへ



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